朝鮮半島、後知恵の陰謀 – Hindsight Conspiracy of The Korean Peninsula

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もし北朝鮮が大陸間弾道弾ミサイルを保持したまま、朝鮮を統一したとしたら、北朝鮮でなく韓国人もこんな感情を持つに違いない。
”わが民族がついに、アメリカを脅すことができる核を手に入れた!”

この事態は、北朝鮮がソウルと東京を射程に入れた核ミサイルを手に入れた時点で予想可能だった。
なぜならアメリカにとって、北朝鮮を攻撃するコストが高くすぎるからだ。

ここから長期的に北朝鮮が長距離核弾頭ミサイルを開発する時間を稼ぎ、ついに成功すれば、米韓同盟間でデカップリングが起きる。
それによりアメリカ軍を朝鮮半島から追い出せば、晴れて”我が民族は一等国と同じ軍事的脅しと独立を手に入れることができる”。

 

 

つまり必要なことは、韓国がアメリカに支配されながらも経済的に発展して、アメリカにとっての戦争のコストを上げること。
そして停戦状態を長引かせるということであった。

では、韓国の北朝鮮融和派はそのことを見越していたか?
おそらくイエス。
韓国と北朝鮮は軍事的、情報的に分断されていたとしても、お互いの利益構造が分かっていて、シグナルによるコミュニケーションは可能な状況だ。
これは互いが共謀可能なゲーム的状況といえる。
ただし、すべての韓国人というわけではもちろんないし、北主導の南北統一により、一般の韓国市民の生活は向上するとはいえない。
むしろ悪くなる可能性が高い。

 

 

しかし実際に、米朝の軍事的危機時にも、ソウル市民の反応は穏やかなものだった。

ギャロップ調査によると、2017年でも58%の韓国人は戦争の可能性はないと考えていた。

source: https://www.reuters.com/article/us-northkorea-missiles-southkorea-poll/most-south-koreans-doubt-the-north-will-start-a-war-poll-idUSKCN1BJ0HF

これは在韓米軍の家族がまだ韓国内にいるうちは、戦争がないだろういう読みも含んでいただろう。

 

 

日本にとって見ると、北朝鮮主導の朝鮮半島統一は地政学的に見ても悪夢だ。
最前線が半島を通り過ぎて、日本海まで降りてくるので、ユーラシア大陸の極東は、大陸国家に支配されることを意味するからだ。


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